Message from the Director General
センター長 挨拶
挨拶
大井 貴夫
楢葉遠隔技術開発センター(Naraha Center for Remote Control Technology Development; NARREC(ナレック))のホームページをご訪問いただき、ありがとうございます。
福島第一原子力発電所(以下、「1F」という。)の廃炉推進のための最大の課題は、放射線量が高く、人が近づけないような場所での作業を安全かつ効率的に行う必要があるということです。そのため、このような「隔てられた場所」での作業を行う機械、装置(ロボット)等を制御、運転するための技術である「遠隔技術」を開発、高度化することが重要な課題となっています。
NARRECは、外部の方が利用可能な供用施設で、2016年4月より運用を開始しています。この施設の利用においては、利用者は、一般利用を含め、1F廃炉に関わる試験、評価、訓練等を行うための実規模大の実証施設を設置することが可能です。また、NARRECが設置した遠隔操作機器の個別の試験を行うことが可能な要素設備をご利用いただくことも可能です。
さらに、NARREC自らも、これらの施設利用等に関連する技術開発や利用の高度化に関する技術開発を行い、得られる成果を施設利用にフィードバックすることで1F廃炉推進に資する活動を行っています。また、今後数十年にわたって続く1F廃炉作業を担う人材育成や産業復興などの地域に貢献する活動も行っています。
この施設をご利用いただき、1F廃炉を推進できるよう、NARREC従業員一同、安全第一で、これらの業務に取り組んでいます。NARRECの活動につきまして、今後ともみなさまからのご指導とご支援を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。